子供に説明する敬老の日とは!?2つの由来と意味。これで十分!
9月の第3月曜日、と言えば「敬老の日」です。
以前は9月15日でしたが、法律の改正によりその日は「老人の日」となったんですね。
以前の「敬老の日」が、なぜ9月15日だったのか?ということを知っている方は少ないでしょう。子供さんに聞かれても困っちゃいます。子供とは、そういう事に興味を持ちます。
「パパ!なんでお爺ちゃんたちを祝うのが9月15日なの?」
「それはね、う~んと1と5を足すと6だろ。で“老”!9をさかさまにすると6だろだから“老”!老が2つ重なるからだよ」
こんないいかげんで苦しい回答をするのは、子供のためによくありませんよ。
「敬老の日」の正しい由来や意味を子供に説明するためにマニュアル的な情報を集めましたので、ご紹介します。
目次
「敬老の日」を子供に説明するときの要点!感謝・尊敬を表し、長生きを祝う
敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、1965年に定められた祝日で「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」というのが法律的説明です。
むむっ!パパでも分からん、ですわね。
で、法律の目的・趣旨・要点だけを、手短に子供たちに伝えるには以下の様なことを話せば、パパの株は上がります。
「みんな楽しく学校へ行っているよね。それはお爺ちゃん達がマー君のために学校を建て、運動場にブランコをつくったり、マー君と一緒に遊んでくれたりしてくれただろう。
だからお爺ちゃん達にありがとうって言ってあげたいよね!それで長生きしてねっ言いたいだろう。そんな気持ちをプレゼントであげる日なんだ」
それでも子供はさらに「なんで?」「どうして?」「どういう意味なの」と理由を聞いてくるかもしれません。そこで更にパパ・ママは勉強しなければなりません。
敬老の日の由来1:聖徳太子が老人救護施設を作った日
9月15日がなぜ敬老の日になったのか。それは法律的にはわかりました。
じゃあ、何で9月15日でないといけないのか、その当たりが大人も子供も疑問に思う点ですね。そもそも~となるのが、以下の俗説です。
聖徳太子が大阪の四天王寺に身寄りのない老人、体の不自由な人を救うために作られた「非田院(ひでんいん)」を設立が、593年の9月15日だったことが由来である。ここから、9月15日が敬老の日に選ばれたとも言われている。
これを、子供たちにも分かるよう説明するには、以下の様な例によるとよいでしょう。
「聖徳太子という大昔の偉い方が、一人ぼっちのおじいちゃん達や体の調子が悪いおばあちゃん達が安心して暮らせるお家を建ててあげたのが、マー君が生まれるずっと前の9月15日だったからなんだ。」
まあこんなもんでしょ。要点は押さえてあるとは思いませんか?余り歴史的ことば・細かい内容は必要ないとおもいますよ。
敬老の日の由来2:元正(げんしょう)天皇が親を思う気持ちに感銘した日
聖徳太子に由来するのとは別に「養老の滝説」があります。
ある父親思いの息子が、老いた父に酒を飲ませたいと願ったところ、霊泉から酒が湧き出ました。その場所が養老の滝です。
これを当時の元正(げんしょう)天皇が聞いて、息子の父親を大切にする思いが神様に通じたのだと大変感銘をうけられ、すぐにその滝に出向かれた。
それが717年9月15日であったという説です。
これを、子供に平易に説明するには、こう言ったらよいのではないでしょうか
「昔、お酒が好きなあるパパがいました。」
「ふ~んパパもお酒大好きだよね、それからそれから~?」
「そのパパに、酒をプレゼントしたいなあとマー君のような人が思いました。いろいろ考えたんだが、なんせお金がない。
そこで神様に祈ると滝からお酒がわいて出てきたんだね。それを聞いた超エラい人が、いい話だなあと言って、お酒の出てきた滝を見学に行った日が9月15日だったのさ」
「ふ~ん、パパって何でも知ってるね、カッコいい!」
こんなもんですかね!
まとめ
1.敬老の日は、子供たちに「感謝・尊敬を表し、長生きを祝う日」という事を主旨として平易に説明してあげてください。
2.敬老の日の由来として1つは聖徳太子が老人救護施設を作った日。もう1つは元正(げんしょう)天皇が優しい息子の切なる願いを神様が叶えてくれたとして、養老の滝を見に行った日でもあることを伝えてあげてください。
3.子供に説明する要点としては、大人にならないと分からない言葉を使わない事、できるだけ要点を押さえた説明とし、いたずらに詳細であったりしない事に注意してください。